日経新聞
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■要約
セイコーエプソンの2014年4~6月期は、連結営業利益(国際会計基準)が
450億円前後と、前年同期(日本基準)の5.6倍に増えた。
主力のインクジェットプリンターの販売が国内外で好調なほか、
年金の給付減に伴う一時的な利益が300億円生じたことも押し上げた。
4~6月期の売上高は2400億円程度と前年同期に比べ約1割増えたようだ。
特に伸びているのがプリンターを中心とするプリンティングシステム事業だ。
大容量のインクタンクを搭載し、メンテナンスの手間を省いた
新興国向けプリンターが、東南アジアを中心に売れている。
また、先進国で利幅の薄い低価格帯プリンターの比率を引き下げた効果で、
採算も改善した。
年金給付の減額も増益要因となった。
エプソンは4月から確定給付年金の給付額を現役社員で約3割、
退職したOBも約1割を減らした。
給付減に伴う負担減少額300億円を4~6月期の「その他営業収益」に
一括計上したため、営業増益の幅が広がった。
■補足
セイコーエプソン(株)
2014年3月期
売上高:1兆36億円
経常利益:849億円
2013年3月期
売上高:8,512億円
経常利益:212億円
2012年3月期
売上高:8,779億円
経常利益:246億円
<セイコーエプソン>
長野県諏訪市に本社を置く情報関連機器、精密機器のメーカー。
(登記簿上の本店は新宿区にある)
インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクタ、
パソコンといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、
半導体などの電子デバイス部品の製造を行っている。
セイコーホールディングス株式会社、セイコーインスツル株式会社とともに
「セイコーグループ中核3社」の1つとされ、SEIKOブランドの腕時計の
開発・生産も行っている。