日経新聞
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■要約
【バルセロナ=兼松雄一郎】世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2014」が
24日からスペイン・バルセロナで開幕する。目玉の一つとされるグーグルとアップルの米2強に続く携帯向け
「第3の基本ソフト(OS)」では、マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズ」や「ファイヤーフォックス」が新興国での巻き返しを狙う。
「タイゼン」などが苦戦するなか、2強の寡占を崩せるか、注目される。
MSは23日、新興国市場を開拓する戦略を発表した。買収が近く完了する予定のノキアの端末で、
ウィンドウズOSを搭載した低価格スマートフォン(スマホ)の品ぞろえを拡充。ノキアの販売網を活用し、インドなど新興国で売り込む。
韓国サムスン電子は同日、同社が後押しする携帯向けOS「タイゼン」を搭載した腕時計型端末「ギャラクシー・ギア2」を
4月にも世界販売すると発表した。健康管理ができ、現行機種に比べカメラ性能も向上させた。ただ、スマホの主力モデルへのタイゼンの採用は見送る方針だ。
非営利組織、米モジラ財団のファイヤーフォックスOSは新興国に特化した低価格端末で採用が広がっている。
アプリ(応用ソフト)をブラウザーを通じて利用できるのが特長で、アンドロイドに比べ利用するメモリー容量が少なく、
安価なMPU(超小型演算処理装置)でも稼働できる。
調査会社テクノ・システム・リサーチによると13年のファイヤーフォックスの世界シェアは0.1%。
今後、先進国でも利用が広がるとの見通しから18年には8.5%まで伸びると予測する。
調査会社米IDCによればグーグルとアップルの「iOS」だけで世界の96%近くを占める。
アップルは「iPhone」の根強い人気に支えられているほか、グーグルは検索やコンテンツ市場で競合他社の
サービスと併存できる柔軟な戦略を採用。第3のOSの勢いをそぐことに成功している。
第3のOSが地位を確立するには、機能の差や使い勝手の向上で明確に2強と差異化する必要がありそうだ。
■補足
http://thepage.jp/detail/20130905-00010001-wordleaf